この記事は、学ロボ Advent Calendar 2023の16日目の記事です。私しか1回生/1年生がいませんね。恐ろしや恐ろしや……。
京大機械研で新人制御班をやっているladaです。VMwareにUbuntuを入れて少し使ってみたので、今回はその使用感について書きます。短文です。
環境
ホストOS:Windows 11 Home edition
CPU:AMD Ryzen 7 5825U with Radeon Graphics 2.00 GHz
RAM:16GB
ゲストOS:Ubuntu 22.04
仮想化ソフトウェア:VMware Workstation 17 Player
VMwareに至るまで
機械研の先輩方はLinuxの導入時にみなデュアルブートを選択しており、サークル内に仮想環境のノウハウがない状態でした。しかしWindowsごと吹っ飛ぶ可能性があるデュアルブートは心理的に抵抗があるということで、現1回生はとりあえず仮想環境を使ってみようということになりました。旗振り役の1回生は結局デュアルブートしましたけど。
じゃあ仮想化の手段はどうするかということですが、Dockerは外部との通信がしづらい、WSLもなんかまずいという話があったのでVMwareを選択しました。
使ってみる
いくつかソフトウェアを使ってみましたが、MATLABやCubeIDEは死ぬほど重くて使い物にならない(推奨最大までメモリを渡したのですが……。)一方で、VSCodeは普通に使えました(競プロのコンテストも問題なくこなせました)。特筆すべき点は以下でしょうか。
- Ignition Gazeboが動かない(らしい)
Ignition Gazeboは新しいロボットシミュレータです。制御班にとってこれが動かないのはかなりの痛手ではないでしょうか。前述の旗振り役はこれが決め手でデュアルブートしたそうです。ちなみに古いGazeboはおまじないをする(bashrcにexport SVGA_VGPU10=0)と動きます。
- Webカメラが使えない
PythonでOpenCV(画像処理用のライブラリ)を叩いたら、カメラの映像を呼び出すコード(Windowsでは問題なく動く)を実行しても一生映像が出てこなくて真顔になりました。本来ホストOSから切断したらゲストOSで使えるはずなのですが……。これも画像認識を使おうとする場合大きな痛手になりますね。
結論
デュアルブートすべきみたいですね(自明)。まあPCのスペックをフルに使えないというのはなかなか苦しいものがあります。今のところはROSなどを触っていないのでWindowsで事足りているのですが、私ももうそろそろデュアルブートしようかなと思います。お読みいただきありがとうございました。